身近な物事と証明

今回のLECOで教わった「身近な物事と証明」について紹介したいと思います。
2015年九州大学教育学部大問番号2番より



哲学者デカルトの「我思う、ゆえに我あり」という言葉は有名です。大意は、物事の存在を疑う自分の存在はは否定できないということである。つまり、自分は物事の存在を疑うが、疑う主体の自分の存在は確実である。自分の存在だけは確実であるが、証明することができないということです。

このように、何かを証明するにあたり、必ず前提とされるものがあるということ。むしろ、前提とするものがない場合証明どころか話が前に進まないものである。

このことを踏まえると、私たちの生活に身近な法律や制度とは人間の存在を元に成り立つものである。したがってそれらのことは人間にとってどのような意義があるのかということが示されなければいけないものである。また、人間に関わる多くの物事とは人間の存在を前提とし、何らかの意義があるものとして存在しているということが証明されるべきなのである。


今回も見ていただきありがとうございました。